【書評】宵山万華鏡 / 森見 登美彦
▼宵山万華鏡
▼森見 登美彦
▼集英社
内容（「BOOK」データベースより）
祇園祭前夜。妖しの世界と現実とが入り乱れる京の町で、次々に不思議な出来事が起こる。
登場人物たちが交錯し、全てが繋がっていく連作中篇集。森見流ファンタジーの新境地!
祭りの雑踏で、幼い妹が姿を消した。妹は神隠しに遭ったのか、それとも…?「宵山姉妹」「宵山万華鏡」
乙川は≪超金魚≫を育てた男。大学最後の夏、彼と宵山に出かけた俺は、宵山法度違反で屈強な男たちに囚われてしまう。襲いくる異形の者たち。彼らの崇める≪宵山様≫とは一体…?「宵山金魚」
期間限定でサークル≪祇園祭司令部≫を結成したヘタレ学生たち。彼らは、学生生活最後の大舞台を祭の最中に演じようとしていた。「宵山劇場」
宵山の日にだけ、叔父さんは姿を消した娘に会える…。「宵山回廊」
目が覚めると、また同じ宵山の朝。男は、この恐ろしい繰り返しから抜け出すことができるのか…?「宵山迷宮」
▼感想
┗全体の感想
一話は宵山で迷子になる姉妹の話…そうか、今回はこういうノリで行くのねと思ってたら、二話目でやっぱり森見さんじゃったっというくすりと笑える話。三話目も好きな感じの森見ワールドで、でも控えめ？なのかな。 雰囲気はきつねのはなしに近い感じなんでしょうか。 すいすい読めました。恐ろしくて楽しい一冊でした。夏場読むのがオススメです。 超金魚、うちの金魚もそんな感じだった。
星をつけるとしたら？(５個中何個か)
★★★★☆
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