【書評】月の影 影の海〈上〉十二国記 / 小野 不由美
▼月の影 影の海〈上〉―十二国記
▼小野 不由美
▼新潮社
内容(「BOOK」データベースより)
「お捜し申し上げました」―女子高生の陽子の許に、ケイキと名乗る男が現れ、跪く。そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人彷徨う陽子は、出会う者に裏切られ、異形の獣には襲われる。なぜ異邦へ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着が迸る。シリーズ本編となる衝撃の第一作。
▼感想
┗全体の感想
有名なファンタジーのこの十二国記シリーズを読み始めてしまった。品行方正な優等生・陽子の前に突然金髪の男が現れ異界に連れて行かれる、ところからお話は始まる。しかし、異界に着いてみれば陽子の命を妖魔が狙い、人々は陽子の心を裏切り傷付け心身共にボロボロにされていく。全く救われないまま進みます。裏切った人たちに報いがあるわけでもない。ただ陽子がやつれて傷だらけになるのを見続けないといけないのに止める事が出来ない。物語は始まって仕舞った。もう後戻りは出来ない気がする。物語の中で必死に戦う陽子も、それを読む私達も。
星をつけるとしたら?(5個中何個か)
★★★★☆
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