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読書備忘録。

【書評】花宵道中 / 宮木 あや子 

 

花宵道中

花宵道中

 

花宵道中 
▼宮木 あや子 
▼新潮社


内容(内容紹介より)
江戸末期の新吉原で、叶わぬ恋に咲いては散りゆく遊女たち。恋する男の目前で客に抱かれる朝霧、初見世に恐怖と嫌悪を抱く茜、自分を捨てた父に客と女郎として対峙した霧里、一生恋はしないと誓いながらもその衝動に抗いきれなかった八津……芳醇な色香を放ち、甘美な切なさに心が濡れる官能純愛絵巻。
 


▼感想
 
┗全体の感想
切なすぎる…私 ジブリ泣きしてしまった……!悲恋に弱い…最近涙腺も弱いし(老化)。 朝霧の心情になりやすかった、…つまり話に入り込みやすかったなぁと思います。 この花宵道中は江戸が舞台ではあるけれど、死んでいった遊女の気持ちを汲むことができる。この話にはセックスシーンはあるけど下品じゃない。 馬鹿みたいに喘ぐ声やら音ばかり書き込まれている最近よくあるような官能小説ではなく、音なんか書き込まなくても情景はちゃんと見えるわ。
 
星をつけるとしたら?(5個中何個か)
★★★★☆
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