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読書備忘録。

【書評】西遊記〈2〉  平岩 弓枝

 

西遊記〈2〉 (文春文庫)

西遊記〈2〉 (文春文庫)

 

西遊記〈2〉 
▼平岩 弓枝 
文藝春秋

内容(「BOOK」データベースより)
三蔵の供で、天竺へと旅することになった悟空、八戒、悟浄たち。戸惑いながらも、旅を重ねるうちに打ち解けてきた一行。しかし、心はまっすぐなのだが、躾を受けず乱暴に育った悟空は、ある誤解から三蔵より破門を言い渡される。落胆した悟空は、故郷である花果山へと戻るが、旅を続ける三蔵一行には、新たな危機が迫っていた。 

▼感想
 
┗全体の感想
平岩版西遊記2巻。最初の人参果が「そりゃあ食べたくないよ!」というフォルムの果物…仙界の食べ物は不思議ですよね。その後、悟空破門から三蔵の元に悟空が帰るまで感動的な話に心にじん、とくる。その間中ずっと八戒…貴様…!!という八戒の調子良い口先が等々自業自得な結果に結びつく。全体的に平岩先生の優しくて美しい流れるような文体のおかげでするっと読めてしまう。リアルタイムで新聞連載を追っていたら続きが気になってしまうんだろうと思うほど2巻収録作品は面白かった。金角銀角、紅孩児という有名な話が収録されてます。 
 
星をつけるとしたら?(5個中何個か)
★★★★☆
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