【書評】 西遊記(1) / 平岩 弓枝
●西遊記(1)
●平岩 弓枝
●文藝春秋
●内容(内容紹介より)
時は唐代、太宗の御代のこと。一人の高僧が、取経のために天竺へと旅立った。その名は玄奘三蔵。親世音菩薩は、三歳が無事に天竺へ着けるよう、ゆえあって天界を追われたものたちにいずれ来る三蔵と共に天竺へ参るよう言い渡す。師弟の愛、仲間との絆、旅を通じて成長していく姿を余すところなく描く、いままでで一番美しい「西遊記」。
●感想
┗一番好きな登場人物
孫悟空
┗全体の感想
美しい挿絵と優しい文体のおかげで流れるように読了。
「今までで一番美しい西遊記」の踊り文句にまだ一巻ながら納得してしまう。平岩先生の優しくて美しい世界観と、蓬田先生の愛らしい絵柄のおかげで、中国の昔の小説だし…と敬遠していた人もこれならばすらすら読み進められるんじゃないだろうか。 兎に角、悟空が可愛い。いじらしく、素直じゃない。でも正直。 悟浄は馬鹿真面目な性分の日本人みたいなところあるし、お師匠様は慈愛に満ちてみんなを見守ってる。 ただし八戒は…いい加減にしないと呆れられてしまうぞ、と突っ込みたい。
●星をつけるとしたら?(5個中何個か)
★★★★☆
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