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読書備忘録。

【書評】幻想古書店で珈琲を  / 蒼月 海里 

 

幻想古書店で珈琲を (ハルキ文庫)

幻想古書店で珈琲を (ハルキ文庫)

 

☆幻想古書店で珈琲を 
☆蒼月 海里 
角川春樹事務所 


内容(「BOOK」データベースより)
大学を卒業して入社した会社がすぐに倒産し、無職となってしまった名取司が、どこからともなく漂う珈琲の香りに誘われ、古書店『止まり木』に迷い込む。そこには、自らを魔法使いだと名乗る店主・亜門がいた。この魔法使いによると、『止まり木』は、本や人との「縁」を失くした者の前にだけ現れる不思議な古書店らしい。ひょんなことからこの古書店で働くことになった司だが、ある日、亜門の本当の正体を知ることになる。切なくも、ちょっぴり愉快な、本と人で紡がれた心がホッとする物語。 
 

☆感想

┗全体の感想
読友さんが読んでたのを見て読んでみた。大型書店の中にある古書店「止まり木」。職を失った青年が店主に出会い古書店に勤める事になる。その古書店には縁を失いかけた人々が迷い込んで来る場所だった。店主亜門の魅力的な雰囲気に徐々に馴染んでくる司が微笑ましくて神保町を歩きたくなる一冊。作品にキーワードとして出てくる「飛ぶ教室」「砂男」「オペラ座の怪人」という名作小説も再度読みたくなりました。 
 
星をつけるとしたら?(5個中何個か)
★★★☆☆
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