【書評】オズの魔法使い / ライマン・フランク ボウム
▼オズの魔法使い
▼ライマン・フランク ボウム、江國 香織 (翻訳)
▼小学館
内容(「BOOK」データベースより)
竜巻に巻き込まれて家ごと吹き飛ばされたドロシーと愛犬トト。少女が辿りついたのは、いい魔女と悪い魔女、そして偉大な魔法使いオズが支配する見知らぬ国でした。故郷のカンザスに帰るためにドロシーの冒険が始まります。道連れは、脳みそのないかかしと心臓のないブリキのきこり、そして臆病なライオン。一行は彼らの願いをかなえてくれるという、偉大な魔法使い・オズのいるエメラルドの街をめざして長い旅に出ます。致命的なひなげし畑、邪(よこしま)な魔女、翼のあるさるたち、おそろしい獣……読みだしたらやめられないワクワクさせる物語が江國香織の名訳で楽しめる極上のおくりもの。あの世界の名作は大人も子どもも楽しめる現代のワンダーテイルなのでした。
▼感想
┗全体の感想
幼い頃に何度も読んだオズの魔法使い。江國さんの訳は美しく軽やかにオズの国とドロシーを彩ります。しかし、結構残酷な部分もあったなあ…。久々に読んでびっくりした。ドロシーが家に帰る鍵はすぐ側にあったのに、ずいぶん遠回りしてエンディングを迎える。けれど、遠回りしなければ得られなかった仲間たち。大切なこと。子供の時分にはわからなかったけれど、大人になってから読むと教訓が隠れてる様に思える。
星をつけるとしたら?(5個中何個か)
★★★☆☆
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