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読書備忘録。

【書評】月の影 影の海〈下〉十二国記 /  小野 不由美

 

月の影 影の海〈下〉―十二国記 (新潮文庫)

月の影 影の海〈下〉―十二国記 (新潮文庫)

 

▼月の影 影の海〈下〉十二国記 
▼小野 不由美
▼新潮社


内容(「BOOK」データベースより)
「わたしは、必ず、生きて帰る」―流れ着いた巧国で、容赦なく襲い来る妖魔を相手に、戦い続ける陽子。度重なる裏切りで傷ついた心を救ったのは、“半獣”楽俊との出会いだった。陽子が故国へ戻る手掛かりを求めて、雁国の王を訪ねた二人に、過酷な運命を担う真相が明かされる。全ては、途轍もない「決断」への幕開けに過ぎなかった。
 


▼感想
 
┗全体の感想
上巻がかなりどん底の儘で終わったのでどうだろうか…と思いながら下巻を読んだ。物語の序盤であるのに心が踊り、読み進める事を止められない。陽子が背負う責任と決断は女子高生の彼女には重すぎる程の物で、延王や楽俊らに支えられ陽子はこの2巻でだいぶ成長したような気がする。私は麒麟でもないけれど陽子は善い王になる気がしている。ページ数は少ないのであっという間に読み終わるけれど、内容は物凄く濃いので読後のあの満腹感はさすがは小野さんだなと思います。待て次巻!
 
星をつけるとしたら?(5個中何個か)
★★★★☆
 
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